Vol.35 『~第10回日本関節鏡・膝・スポーツ整形外科学会(JOSKAS)で口演発表をおこなってまいりました~』
福岡で平成30年6月14日から16日の3日間開催された第10回日本関節鏡・膝・スポーツ整形外科学会(JOSKAS)で平成30年6月15日に,タイトル『Bone Healing Potential of Fascia Lata Autograft to Humeral Head Footprint in Rotator Cuff Reconstruction』で口演発表をしてまいりました.
これまで何回も口頭発表をしてまいりましたが,今回は英語による発表でした.発表の内容というのは,「肩手術の際に大腿筋膜を用いた場合に大腿筋膜は骨によく生着する素材であるということです」.具体的には肩の手術の際に腱,靭帯を補強する必要性がある場合に,日本では患者さん自身の大腿部から筋膜を採取し,それを手術の際に補強製剤として用いられることが一番よくおこなわれています.しかし,世界各国では同種腱や皮膚を加工した製材が主に使用されています.この,同種腱や加工した皮膚製剤との比較はしておりませんが,我々のもつデーターで,大腿筋膜の有用性を訴えました.今後の整形外科治療の道標になると信じています.

口演シーン

質疑応答シーン
2018/6/17