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人工肩関節再置換術(人工肩関節の入れ替え手術)


~人工肩関節置換術をうけた肩の不具合がある方のために~

 
・人工肩関節のはいっている肩が痛い方はおられませんか?
・人工肩関節をうけた方は、変形性肩関節症や上腕骨近位端骨折を患った方がほとんどです。
・人工肩関節置換手術をうけて、経過はよかったのに、次第に肩が痛くなってきたり、腕のあがりが悪くなってくることがないでしょうか?
 

~なぜ人工肩関節置換術をうけた肩の不具合が生じるのでしょうか~

 
・歯のインプラントのように、金属疲労
・インプラントのゆるみ(固定性が悪くなる)
・肩関節の化膿(感染)
 

主に以上のような理由が考えられます

 

金属疲労、人工関節の緩みの方への対応

 
・インプラントの入れ替えが必要になります。人工肩関節再置換術という術式です。
 

どんな手術ですか

 
・いったんインプラントを抜去します
・再度インプラントを挿入します
 

どのようにインプラントを抜去しますか

 
・インプラントは容易に抜去できないことが多々みられます。
・いったん上腕骨をノミですこし割るほうがスムースに手術がすすむことが多いです。


 

人工肩関節再置換術を受けられた患者様の事例をお示しします

 

75歳 女性 右肩
以前に変形性肩関節症で人工肩関節置換術を施行しています


 

CT でよくみると関節窩がすりへっています


 

手術前の動きです
右肩が痛くて十分に動かせられませんでした


 

なぜ、上腕骨を割るような処置をするのでしょうか。


 

ノミで上腕骨を割ると、ステムがぐらつくようになります

 

すべてのインプラントをいったん取り除いた後は、リバース型人工関節置換術をおこないます

 

リバース型人工肩関節置換術のインプラント

 

 

割った上腕骨の割れ目をそのままにしておくと、術後インプラントのゆるみが生じるおそれがあります。
そこで同種脛骨というものを使用します。
この方には、脛骨の同種骨を使用しました

 

 

同種骨をワイヤーで上腕骨に固定することで 骨の割れ目がふさがるようにいたします。

 

 

術直後画像

 

 

手術3年


 

術後半年

 


 

術後1年での動きです


 

術後1年

 

 

術後3年


 

手術3年
同種骨は3年たっても上腕骨に固定され、ステムは上腕骨にしっかり固定されています


 

手術後3年の症状

 
・肩の痛みはありません
・手を後ろにまわしにくいです
・手術前のよりずいぶん楽にすごせています
 

別の方ですが
この方は同種骨を使用していません。 割れ目の大きさで同種骨は使用しなくても十分上腕骨の割れ目はふさがります。


 

まとめ

 
・人工肩関節置換術をうけてしばらくしてから症状がまたでくる場合があります。その際には人工肩関節再置換術が必要な場合があります。
・リバース型人工関節置換術は人工肩関節再置換術に有効であります。もちろん個人の病状で改善度は異なります。
・肩専門医の中でもトレーニングが必要な手術であるために、地元の肩専門医と手術の適応であるか、手術のメリット・デメリットについてはよくお話をされることをおすすめします。
 

2021/4/30

人工関節


変形性肩関節症において、保存療法で症状が軽快せずに疼痛軽快、動きをよくしたい事を望まれる方には人工関節置換術をおすすめします。