肩の病気

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腱板断裂、腱板損傷

どんな病気?

 
肩の上腕骨頭に付着している腱が骨頭から剥がれる病気です。下記のような症状がでてきます。
 

 

症状

 
・痛くて自力で腕が挙がらない
・夜、痛みがあり目が覚める
・腕を下ろすときに痛みが走る
・エプロンの紐を結ぶときに痛い
・痛くなったほうの肩を下にして寝れない
・高い棚に手が届かない
・ボールを上手に投げれない
・引き戸の開閉ができない
などの症状が典型的です。
腱板断裂肩では、重症になりますと疼痛や筋力低下をきたし、本来挙げられる位置まで腕が挙がらなくなります。
 

なぜ痛みがあるの? 挙がらないの?

 
切れた腱が、肩峰という骨とあったり、靭帯とあたったりするからで、肩関節がリズミカルな動きができなるからです。大きな断裂になると腱を介した力の伝達がうまくいかなくなり、よりリズミカルな肩の動きが失われるからです。
 

治療

 
・投薬、注射→脱臼によりおこった炎症をおさえる必要があります。
・運動療法→肩甲骨周囲筋や腱板の筋力強化、かつ体幹の強化をすすめます。
・手術→保存療法で効果がなく症状を改善するために手術が必要な場合があります。手術は関節鏡で行います。

以下にお示ししますが関節鏡手術の項目も参考にしてください。
上は関節鏡でとった手術中の写真になりますが、手術の手順は以下のようになります。
 

 
① まずは内視鏡にて肩関節内を観察します。腱板をどのように修復するか評価します。
② 上腕骨の骨に糸つきのビス(アンカーといいます)をうちこみます。
③ 糸を腱板にとおします。その際には種々の器械を用います。
④ 腱板に糸を通した後は、縫合し、骨に縫着します。
 
術後のリハビリは非常に大事です。それは、内視鏡手術とはいえ、一旦は可動域などが、制限がきます。筋緊張を取り除く必要があります。3週間から4週間の装具固定が必要です。
 
入院期間は要相談となりますが、1週間くらいで、装具固定のまま退院も可能です。
回復の目安としては、術後4週から6週で日常生活・軽作業は可能です。しかし、個人差がありますし、重労働は4ヶ月以降からとなります。それは腱が骨に付着するまでには、9週から12週はかかるからです。
 
大事なのは、回復にも個人差があるということです。あせらずに、リハビリしていくのが、大事になります。

2015/1/21

様々な肩の病気を解説しています。自分がどの病気に該当するかおおまかな目安にしていただければと思います。
 

 年代別可能性のある病気
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 腱板断裂、腱板損傷
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 肩関節周囲炎(50肩)
 肩の脱臼
 拘縮肩
 石灰沈着性腱板炎
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 腱板断裂症性変形性肩関節症