リバース型人工肩関節置換術後にスポーツ復帰は可能であるか?
人工肩関節置換術を受けられる方は、多くの方は肩の痛みが強く、日常生活で支障があるために藁にも縋る思いでこの苦しみを取りたいために手術を決意される方だと思われます。リバース型人工肩関節置換術は痛みを取り除く上では有効な手術ですが、今まで好きで行っていたスポーツは可能であるかは気になるとことです。痛みが取れると、前のようなスポーツが出来るようになりたいと思うのは当然です。
私の経験ではかなり筋力を使うスポーツ、特にオーバーヘッドスポーツ(野球やバスケット、バレーボール)は難しいですが、筋トレ、ゴルフ、釣りなどは出来ることが多いです。
一つ、いい研究がアメリカのMayo Clinicからでていますので紹介します。
この研究は「ダウンロード23259671211012393.pdf」出来るようにします。
この論文ではリバース型人工肩関節置換術の手術後では、テニス、バスケットなどの活動性の高いスポーツ復帰率は低いですが、水泳、トレッドミル、自転車などの復帰率は高くゴルフも復帰率は高い。しかし、ボールを投げたりするなどの肩を上げて行うスポーツを完全に復帰した症例はなかったと結論づけています。
ここでリバース型人工肩関節置換術を受けた方がどのようにゴルフをされているか撮影した動画があるのでご紹介します。リバース型人工肩関節置換術を受けるか迷われた際の参考にしてください。
まとめ
リバース型人工肩関節置換術を受けた後もスポーツ復帰は可能であります。ゴルフや水泳、ボーリング、釣りなどは十分見込めます。手術を受けて必ずスポーツ復帰できるとは限らないですがスポーツが可能となる状態に回復できる見込みはありますので人工肩関節置換術を受けた後でもスポーツ復帰を諦めないでください。
人工関節
変形性肩関節症において、保存療法で症状が軽快せずに疼痛軽快、動きをよくしたい事を望まれる方には人工関節置換術をおすすめします。